コロナ禍で大きく世の中が変わってしまった今年ですが、例年通りお盆期間中の診療を振り返ってみます。
例年とは異なる今年の夏…患者さんもあまりいらっしゃらない静かなお盆期間を予想していたのですが…
例年通り多くの患者さんが来院された印象です。「かかりつけ医がお休みで…」という方が多いのも例年通り。
最多の症例は「結膜炎・角膜炎」。コンタクト使用が原因であろうと思われるものが非常に多かったです。
目薬はもちろん処方しましたが「コンタクトを控えてください。それが一番の治療です」とお話しました。
例年通り「異物が入った」という患者さんも来院…「鉄片異物」です。黒目に鉄の欠片が刺さるわけですが…
「DIY作業中に…」、「錆びた道具を電動工具で磨いた時に…」等、想像以上に多い症例です。
ですので皆さん「電動工具を使う時は保護メガネをしてください」
正直、鉄片異物の患者さんが来るとドッと疲れます(笑)…異物の処置にメチャクチャ神経を使うからです…
黒目をできるだけ傷つけないよう…毎回毎回、細心の注意を払いながら処置しなければなりません…。
「何で保護メガネをしないの!?」…正直、そのように申し上げたい時もあります(笑)。
コンタクトトラブルの方々にも…「痛いならコンタクトを控えて!」と言いたい時があります…。
しかし「例年とは違うこと」も考慮しなければなりません…。そう「マスク」です。
実際に「マスクをすると曇るので…」という理由で、新規にコンタクトを買いにくる患者さんが増えています。
同様の理由で、不調があっても我慢してコンタクトをつけている方も多いようです。
ましてこの暑い中の作業では、つい保護メガネを付けずに作業してしまうこともあるかもしれませんね…。
マスク着用が義務のようになった今年…曇るなどの理由でメガネを避ける方が増えてるのかもしれません。
結果眼病の発生率にも何らかの影響が出て来るか?…調べてみたら面白いテーマかもしれませんね。
それでは9月もよろしくお願いいたします。