今年もあと１ヶ月となりました。皆様いかがお過ごしでしょうか？

最近健診結果の問い合わせが増えています。「健診で○○という結果がきたのですが…」というものです。

今回のコラムはそのお話しです。

●可能であれば健診結果を持参し当院を訪ねてきてください。

健診結果は担当医師に直接見せていただくのが確実かと思います。

御電話での問い合わせも受け付けておりますが、聞き間違えから時に誤った回答をしてしまう恐れもあります。

眼科の専門用語には「後部硝子体剥離」と「網膜剥離」、「結膜下出血」と「眼底出血」など似たような名前のものが多数存在します。（先日も御電話での問い合わせに対し「網膜有髄神経線維」と「網膜神経線維束欠損」という用語を聞き間違え、誤った回答をしてしまうトラブルがありました…大変申し訳ありません。）

前者は「様子を見ていて良いもの」ですが、後者は「診断や治療が必要なもの」であり、可能な限り患者さんと直接お会いしてお話を聞かせていただくのが良いかと思われます。

●診断が確定したわけではありません。 

健診結果に見て大変不安になる方も多いです。ただ本当にその病気なのか？というとそうとは限りません。

あくまでも「疑いがある（その病気である可能性がある）」ということだけです。

特に緑内障に関しては、複数回にわたる眼圧測定や視野検査を行うことが必須であり、健診結果のみで診断確定できるものではありません。

●お話しだけでも結構です。御相談ください。

緑内障をはじめ、診断・治療に際し専用の検査機器等の設備が必要な病態に関しては、他院様への通院をお勧めさせていただいております。

しかしながらお話を聞き、病態を説明することはできます。院長の私とお話をするだけなら診察料はいただいておりません。

健診結果を見て心配になった方は一度当院を訪ねてきてください。健診結果の御用意もお忘れなく。

年内のコラム更新は以上になります。来年も皆さんの目の健康に役立つ情報をお話していけたらと思います。

今後ともよろしくお願いいたします。